コペンハーゲンのビアフェスに参加してみた③
皆さんこんにちは、ニモです!
今日はコペンハーゲンのビアフェスで嗜んだビールの残り7種類を紹介をしていきます。待ち望んでいた方、お待たせいたしました!ちなみに以下の記事でこのビアフェスについてとこれまでに紹介したビールが分かります!
- ミード (MJÖD)
- ルビー(Ruby)
- ブロンドラガー(Blond Lager)
- リエージュ(Liege)
- SVEND TVESKÆG
- ピルスナー(PILSNER)
- Limfjordsporter Lakrids
- 最後に
ミード (MJÖD)
さて、最初はMjødbryggeriet Petersen & Sønnerというブルワリーのミード(MJÖD)です(ブルワリー名を何と読んだらよいかわからないため、デンマーク表記のままでごめんなさい!)。なんか、ビアフェスにこっそり紛れ込んでました(笑)。6種類の定番ミードが手に入るようですが、それぞれのミードに名前は付けておらずナンバーを振っているだけのため、ここではお酒の名前をそのままミードとしています。私が飲んだのはホームページのno. 1のミードです。
甘酒の香りが漂ったミード。飲んでみたところ、香りそのままの甘さを口全体で感じます。フルーティーというより、とにかくあまっ、という感じ(伝わらん気しかしない)。蜂蜜の甘みがそのまま出たような甘さでした。ただ、のどを通るころにハーブのスパイシーさを感じ取れます。私、個人的には甘すぎるものは苦手なのですが、甘いお酒が好きな方には、かなり飲みやすいミードではないかと思います。なんていうんでしょう、蜂蜜の甘さを存分に活かした手作りの味がするミードでした。
ルビー(Ruby)
デンマークのスーパーにここのブランドが置いてないことは絶対にないレフ(Leffe)。75 clの瓶で必ず見かけます。ちなみに日本でも成城石井かどこかでちらほら見かけた気がします。ビール通の方であれば見たことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ちなみに、レフはベルギーのブルワリーで12世紀に誕生した非常に歴史のあるブルワリーです。今回はそんなレフのルビー(Ruby)をいただきました。ちなみにビールの種類はアンバーと呼ばれる下写真のような琥珀色を指すものの総称です。
ベリー系のフルーツ香がさわやかに漂います。口に含むと、ランビックのようなフルーティーかつ奥深い酸味を感じます。このグラスよりはシャンパングラスに入れて飲みたいビールです。ホップの苦さはほとんど感じないため、ビールが苦手という方もこれなら飲めるんじゃないかなと思います。
他の種類のレフもまた、別の記事で報告できればと思います。
ブロンドラガー(Blond Lager)
じゃんけんのグーのマークがロゴのサウスプレインズブルワリー(South Plains Brewery)のブロンドラガー(Blond lager)を堪能。クラウドファンディングやレシピを公開するなど次々と新しいことにチャレンジする新進気鋭のブルワリー。そんなブルワリーが昨年5000リットル作った渾身のピルスナーと出会うことができました。
ピルスナーですが、モルトの甘みをしっかりと感じ取れてまるでモルトジュースのよう。ホップの苦みも感じず、麦芽の甘み・コクをしっかりと感じ取れるビール。正直、ここまで甘いピルスナーのビールを作れるのだなということに感動しました。何かのビアコンペティションに参加したら、間違いなくトップに入れるのではないかと感じました。
リエージュ(Liege)
ベルギーのワロン地域にある都市を名前にしているビール。看板ビールの字体が非常にユニークです。
シーバックソーンと呼ばれる果実のエキスをホワイトビールに加えているのだそうです。このビールを作っているティステッドブルワリー(Thisted Bryghus)はあちこちのスーパーでよく見かけます。
ビールの種類はホワイトエール。コリアンダーのスパイシーさとホワイトエール独特のフルーティーさを口に含むと感じます。ただ、後味が非常にさっぱりしていました。この後味のさっぱりさが特徴的なビールです。料理と一緒に飲むのなら魚料理とかと合いそうです。
SVEND TVESKÆG
とある歴史家が歴史からビールを誕生させようという考えのもと誕生したオールドハット。昨年の秋に誕生と非常に新しいブルワリーです。歴史とビールに情熱を注ぐオールドハットのブルワーらは自分たち自身のことをビールのオタクだと考えているようです(笑)。
バイキング時代も含めて歴史を大切にしているデンマークだからこそ生まれたこのブルワリー。その魂込めたビールを飲んでみました。
SVEND TVESKÆGと呼ばれるビールを飲みました。種類はIPA。メドウスイートと呼ばれるハーブと5種類のホップを加えて作られてます。口に含むとハーブのスパイシーさとホップの苦みを感じ取れましたが、IPAとしては若干ホップの香り・苦みに欠けるかなという感じでした。
飲んでいる間にもロゴのヘルメットにまつわる歴史を語ってくれました。なんでも、このヘルメットはバイキング時代に使われていたものだとか。あと、メドウスイートはバイキング時代のビールでも加えていたため、自分たちも加えたのだとか。熱く語ってくれる姿はオタクそのものでした。
ピルスナー(PILSNER)
歴史を楽しんだ後は現在の職場であるハースレブ(Herslev)ブルワリーのビールをフリーでいただきました。ここのビールの原料となる大麦は、このブルワリーのすぐそばにある大きな農園で収穫されており、原料から徹底的にこだわってビールが作られています。
種類は言うまでもなくピルスナー。飲んでみるとモルトの甘みとホップの苦みを程よく感じるバランスの取れたピルスナー。後味はさっぱりしており、適度なバランスを取れているため個人的にはどんな料理にも合わせられるビールかなと思います。デンマーク内のピルスナーでは今のところこれが一番飲みやすいです。
Limfjordsporter Lakrids
本日2つ目のティステッドブルワリーのビールを堪能。違うブルワリーのビールを飲んだつもりだったのですが、振り返ってみた時にティスティッドだと気付きました。ま、最後のビールというのもあって相当酔っていたためあまり覚えてないです(笑)。
リコリスと呼ばれるお菓子と一緒に発酵したポーター。そのためなのか非常に甘い。口に入れてから飲みこんだ後までずっと甘みを感じ取れます。デザートのような感じのビールで、もちろんケーキとかと合うと思います。最後に飲むのにふさわしいビールでした(笑)。
最後に
今回、デンマークのビアフェスに参加しましたが、やはりどれもおいしいのはもちろんなのですが、原料やロゴなど味以外でも様々なところで個性にあふれていました。ヨーロッパのビールというとドイツやベルギーを連想しがちですが、ここデンマークでも素晴らしいクラフトビールが作られているのだなと実感できました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!