デンマークの夏至の日の面白い伝統
こんにちは、ニモです。
先週、デンマークでは夏至の日だったため、家を貸してくれているオーナーさんのパーティーに参加させていただきました。
そのパーティー終了後、庭で焚き火をし始めました。いきなり何しだすんだろうなと思っていたら、火の上に何か置物があります。
あれは何かと尋ねてみたらなんと魔女でした!
そして、魔女が燃え上がりだすとみんなでバイブルを取り出して歌を歌います。
何でも、この習慣はデンマーク固有のようです。オーナーさん夫婦は笑いながらこれはデンマークの愚かな習慣の一つだよと教えてくださいました。
あたり一帯を見渡すとこの家以外にも遠くでこの儀式をしている家がちらほら見つかりました。
デンマークの文化に触れた一瞬でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
お花のビール仕込みました!
ご無沙汰してます、ニモです!
今日は新しいインターン先で面白いビールを仕込んだためその紹介です。
ハースレブ(Herslev)ブルワリー
ブルワリーの紹介
まずはちょこっと今の職場の紹介を。今、ロスキレ(Roskilde)のはずれにあるハースレブブルワリーで働かせてもらってます。大自然に囲まれた中にポツンとここのブルワリーがあります。ここは、出来立てのビールを食事と一緒に楽しめるブルーパブがあります。
ここのブルワリーはハースレブにある他のファームやチョコレート工場と地産地消を心がけていて、ブルーパブではファームで加工された出来立ての肉やとれたての野菜をビールと一緒に楽しめます!
アクセスについて
アクセスも良好で最寄のバス停を通るバスが30分又は1時間間隔でロスキレ駅から出ており、20分ほどで着きます。
ロスキレには、デンマークで一番大きなバイキングミュージアムや世界遺産に登録されているロスキレ大聖堂など歴史の魅力あふれる施設がたくさんあります。
はてなブログの先輩方も訪れているため、ロスキレの紹介は割愛(笑)。
ロスキレ観光の際はぜひ、ハースレブブルワリーも立ち寄ってみてください!
お花のビールの仕込み
先日、ローズヒップと呼ばれるバラの一種を近くのお花畑で摘んでビールに仕込みました!これが咲いていた写真です。
きれいでしょう?きれいなお花だったため花を摘んでいるとき少し罪悪感にさいなまれたのですが、おいしいビールを作るから許してねと心の中で謝罪して5 kgほど採取しました。一緒に採取した花粉症の社員さんは終始大変そうでした。。。
このローズヒップの花びらをドライホッピングと呼ばれる工程のタイミングで投入。その時の写真がこちらです。
最初、花びらが管に詰まったりとハプニングが色々あったのですが、無事にドライホッピングが成功。今、発酵タンクでビールの出来上がりを待っています。日々、テイスティングを行っているのですが、ローズヒップのさわやかな香りをしっかりと感じ取れる味わいになってきています。
ビールが出来上がって商品化されるのが楽しみです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ムンケボーブルワリーの看板ビールの紹介
皆さんこんにちは、ニモです。
今日は先月までインターンさせていただいたムンケボーブルワリーの看板ビールの紹介をさせていただきます。ちなみにムンケボーブルワリーの紹介は以前の記事でもちょこちょこしているため読んでいただけると嬉しいです。
ソル(SOL)
ピルスナータイプのビール。アメリカンホップ由来のさぱっりとした香りがグラスから広がります。スカンジナビアで得られるシーバックソーンと呼ばれる飲んでみたところ、ホップ由来の苦みと副原料のスカンジナビアで手に入るシーバックソーンと呼ばれるパッションフルーツ由来の酸味を感じ取れます。口に含んだ瞬間はピルスナーらしからぬ味わいですが、のど元まで過ぎると苦みと酸味がサッと引いていきのど越しはすっきりしておりピルスナーらしいです。ピルスナーですが、シャルドネグラスに入れて飲んでみても面白そうです。
フォルクバング(FOLKVANG)
ヴァイツェンタイプのビールです。酸味を感じさせる辛口スパークリングワインのような香りで、味わいとしては小麦の麦芽由来のバナナのような甘みと同時に柔らかい酸味も感じ取れます。この酸味が、個人的には非常にユニークだなと感じます。このヴァイツェンは、ブルーマスターのクラウスが地元の蜂から取り出した唯一無二の酵母を用いて作ったビールです。酵母までもこだわって自分で採取して、オリジナルのビールを作るところにクラウスの強いクラフトマンシップを感じます。
ロスクバ(Roskva) ジントニックIPA
ビールのタイプはもちろんIPAです。ビールにジンとジュニパーベリーを加えたかなりユニークなビールです。注いでみるとホップとジュニパーベリーが織りなすパインやトロピカルフルーツを彷彿とさせる奥深い香りが漂います。いざ飲んでみると香りそのままのフルーツっぽい甘みが口の中に広がる一方で、ジュニパーベリー・ジン由来のさっぱりさも感じます。のどを通り過ぎてもさっぱりした甘みの余韻を感じ取れます。
最後に
ムンケボーのビールはどれもユニークでクラフト魂が固まったビールだと本当に感じます。どれもおいしくて、さらに、その大半はグルテンフリーと健康にも気を使ったビールなのです!日本でも飲めますので興味を持った方はぜひトライしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コペンハーゲンのビアフェスに参加してみた③
皆さんこんにちは、ニモです!
今日はコペンハーゲンのビアフェスで嗜んだビールの残り7種類を紹介をしていきます。待ち望んでいた方、お待たせいたしました!ちなみに以下の記事でこのビアフェスについてとこれまでに紹介したビールが分かります!
- ミード (MJÖD)
- ルビー(Ruby)
- ブロンドラガー(Blond Lager)
- リエージュ(Liege)
- SVEND TVESKÆG
- ピルスナー(PILSNER)
- Limfjordsporter Lakrids
- 最後に
ミード (MJÖD)
さて、最初はMjødbryggeriet Petersen & Sønnerというブルワリーのミード(MJÖD)です(ブルワリー名を何と読んだらよいかわからないため、デンマーク表記のままでごめんなさい!)。なんか、ビアフェスにこっそり紛れ込んでました(笑)。6種類の定番ミードが手に入るようですが、それぞれのミードに名前は付けておらずナンバーを振っているだけのため、ここではお酒の名前をそのままミードとしています。私が飲んだのはホームページのno. 1のミードです。
甘酒の香りが漂ったミード。飲んでみたところ、香りそのままの甘さを口全体で感じます。フルーティーというより、とにかくあまっ、という感じ(伝わらん気しかしない)。蜂蜜の甘みがそのまま出たような甘さでした。ただ、のどを通るころにハーブのスパイシーさを感じ取れます。私、個人的には甘すぎるものは苦手なのですが、甘いお酒が好きな方には、かなり飲みやすいミードではないかと思います。なんていうんでしょう、蜂蜜の甘さを存分に活かした手作りの味がするミードでした。
ルビー(Ruby)
デンマークのスーパーにここのブランドが置いてないことは絶対にないレフ(Leffe)。75 clの瓶で必ず見かけます。ちなみに日本でも成城石井かどこかでちらほら見かけた気がします。ビール通の方であれば見たことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ちなみに、レフはベルギーのブルワリーで12世紀に誕生した非常に歴史のあるブルワリーです。今回はそんなレフのルビー(Ruby)をいただきました。ちなみにビールの種類はアンバーと呼ばれる下写真のような琥珀色を指すものの総称です。
ベリー系のフルーツ香がさわやかに漂います。口に含むと、ランビックのようなフルーティーかつ奥深い酸味を感じます。このグラスよりはシャンパングラスに入れて飲みたいビールです。ホップの苦さはほとんど感じないため、ビールが苦手という方もこれなら飲めるんじゃないかなと思います。
他の種類のレフもまた、別の記事で報告できればと思います。
ブロンドラガー(Blond Lager)
じゃんけんのグーのマークがロゴのサウスプレインズブルワリー(South Plains Brewery)のブロンドラガー(Blond lager)を堪能。クラウドファンディングやレシピを公開するなど次々と新しいことにチャレンジする新進気鋭のブルワリー。そんなブルワリーが昨年5000リットル作った渾身のピルスナーと出会うことができました。
ピルスナーですが、モルトの甘みをしっかりと感じ取れてまるでモルトジュースのよう。ホップの苦みも感じず、麦芽の甘み・コクをしっかりと感じ取れるビール。正直、ここまで甘いピルスナーのビールを作れるのだなということに感動しました。何かのビアコンペティションに参加したら、間違いなくトップに入れるのではないかと感じました。
リエージュ(Liege)
ベルギーのワロン地域にある都市を名前にしているビール。看板ビールの字体が非常にユニークです。
シーバックソーンと呼ばれる果実のエキスをホワイトビールに加えているのだそうです。このビールを作っているティステッドブルワリー(Thisted Bryghus)はあちこちのスーパーでよく見かけます。
ビールの種類はホワイトエール。コリアンダーのスパイシーさとホワイトエール独特のフルーティーさを口に含むと感じます。ただ、後味が非常にさっぱりしていました。この後味のさっぱりさが特徴的なビールです。料理と一緒に飲むのなら魚料理とかと合いそうです。
SVEND TVESKÆG
とある歴史家が歴史からビールを誕生させようという考えのもと誕生したオールドハット。昨年の秋に誕生と非常に新しいブルワリーです。歴史とビールに情熱を注ぐオールドハットのブルワーらは自分たち自身のことをビールのオタクだと考えているようです(笑)。
バイキング時代も含めて歴史を大切にしているデンマークだからこそ生まれたこのブルワリー。その魂込めたビールを飲んでみました。
SVEND TVESKÆGと呼ばれるビールを飲みました。種類はIPA。メドウスイートと呼ばれるハーブと5種類のホップを加えて作られてます。口に含むとハーブのスパイシーさとホップの苦みを感じ取れましたが、IPAとしては若干ホップの香り・苦みに欠けるかなという感じでした。
飲んでいる間にもロゴのヘルメットにまつわる歴史を語ってくれました。なんでも、このヘルメットはバイキング時代に使われていたものだとか。あと、メドウスイートはバイキング時代のビールでも加えていたため、自分たちも加えたのだとか。熱く語ってくれる姿はオタクそのものでした。
ピルスナー(PILSNER)
歴史を楽しんだ後は現在の職場であるハースレブ(Herslev)ブルワリーのビールをフリーでいただきました。ここのビールの原料となる大麦は、このブルワリーのすぐそばにある大きな農園で収穫されており、原料から徹底的にこだわってビールが作られています。
種類は言うまでもなくピルスナー。飲んでみるとモルトの甘みとホップの苦みを程よく感じるバランスの取れたピルスナー。後味はさっぱりしており、適度なバランスを取れているため個人的にはどんな料理にも合わせられるビールかなと思います。デンマーク内のピルスナーでは今のところこれが一番飲みやすいです。
Limfjordsporter Lakrids
本日2つ目のティステッドブルワリーのビールを堪能。違うブルワリーのビールを飲んだつもりだったのですが、振り返ってみた時にティスティッドだと気付きました。ま、最後のビールというのもあって相当酔っていたためあまり覚えてないです(笑)。
リコリスと呼ばれるお菓子と一緒に発酵したポーター。そのためなのか非常に甘い。口に入れてから飲みこんだ後までずっと甘みを感じ取れます。デザートのような感じのビールで、もちろんケーキとかと合うと思います。最後に飲むのにふさわしいビールでした(笑)。
最後に
今回、デンマークのビアフェスに参加しましたが、やはりどれもおいしいのはもちろんなのですが、原料やロゴなど味以外でも様々なところで個性にあふれていました。ヨーロッパのビールというとドイツやベルギーを連想しがちですが、ここデンマークでも素晴らしいクラフトビールが作られているのだなと実感できました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
デンマークの食生活を豊かにする便利な食材
皆さんこんにちは、ニモです。
デンマークでは最近日が沈むのが夜11時前で日が空けるのが朝4時前ごろと夜の時間が5時間ほどになってきている今日この頃です。
さて、今日はデンマークに長居するのであれば、絶対(多分?)役に立つ食材を紹介いたします!
デンマークに住んでいる方、訪れたことがある方はお分かりになるかと思いますが、店にもよりますが外食は日本の1.5~2倍はかかります。そのため食費をうかせるために自炊は必須です。
幸い、加工されていない野菜や肉は日本と変わらないか日本より少し高いくらいで済むかと思います(肉は1.3~1.5倍くらいかも)。
そうなったときに効いてくるのが、簡単に作れるクノールのソース。日本ではあまり見かけませんが、オリジナルのソースを自分たちで作る習慣があるデンマークでは、たくさんの種類のインスタントソースを見かけます。以下のような感じです。
スーパーにもよるのですが、最低でも5種類くらいは置いてます。肉料理や野菜、はたまたごはんにもかけられるので非常に便利で私の食生活で重宝しています。
いづれのソースもひと箱に4つ入っており、全部試したのではないですが、大抵は水と牛乳、バターまたはマーガリンがあればOKです。5~10分以内に作れます。
デンマークで自炊するときにぜひ使ってみてください!最後まで読んでいただきありがとうございました!
カールスバーグの看板ビール2種類を飲み比べてみた
皆さんこんにちは、ニモです。
今日は、日本でも飲めるカールスバーグのビール2種類を飲み比べてみました!
カールスバーグ(Carlsberg)
まずは、そのまま商品名になっているカールスバーグをいただきました。
程よいコクと適度な苦さを飲んでみると感じます。程よいコクといっても、ピルスナーとしては標準的かそれ以下です。後味も辛さを感じず、すっきりとしたあじわい。大手4社のラガービールや発泡酒を飲み慣れている方にとっては非常に飲みやすいんじゃないかと思います。デンマーク気分を味わうために、友達や家族とカールスバーグで乾杯してみるのはいかがでしょうか?
ツボルググリーン(Grøn Tuborg)
さて、続いてはツボルググリーンです。ツボルグと呼ばれるビール会社がもともとあったのですが、20世紀初めに買収された過去があります。
カールスバーグを飲んでライトだと感じていたのですが、ツボルググリーンを飲んでみるとよりさっぱりしていました。モルト由来のコクやホップ由来の苦みをほとんど感じず、ただただスッキリさっぱりした味わい。そして、のどを通りこした後のすがすがしい爽快感。日本の発泡酒のような副原料由来の雑味もなく、非常に飲みやすいなと感じました。
最後に
さて、実際に飲んでみたカールスバーグのビール。どちらも非常に飲みやすく、世界中の人から愛されている理由が分かります。ご興味を持った方は、日本でも簡単に手に入るのでぜひ一度飲んでみていただけたらと思います!以下に通販で手に入るリンクを張っておきます。最後まで読んでいただきありがとうございました!
恐るべし、デンマークの日曜日
皆さんこんにちは、ニモです!
今日は、デンマークの日曜についてお話させていただきたいのですが、その前に私は現在、バイキングの第一都市であるロスキレの近くに引っ越して、今日からHerslevブルワリーで働かせてもらってます。
先週の日曜日、ロスキレで買い物しようと街へ出たのですがうかつでした。店が全部閉まっている。。。ま、こんな感じでした。
これは、ロスキレのショッピングモールの写真ですが、お通夜状態でしたね。
バーガーキングや有名なブルーパブも閉まっており、休日は絶対に働くなよ
、という国からの強いメッセージがうかがえました。
ここは、日本じゃない、デンマークなんだと改めて感じさせられるイベントで私個人的には新鮮な経験でした(笑)。
最後まで読んでいただきありがとうございます!